

彼らは本当は光になりたいはずなんだ。
自らが光となることで、人々に絶対的な安心感を与えられたらどんなにいいかと思うのだ。
でもそれはどこかで自分の奢りであることを知っていて、自ら光となることを望まない。
なぜなら、彼らには影もあるから。
彼らの音楽は、光の射すところへ向かう途中に途中にある、小さなベンチ
光があたれば、背中には大きな影を背負ってしまうもの
でもそのベンチには、どんなベンチよりも
ひかりがやさしくにじんでいて
決して、強くはないんだけど、
でもやわらかく包み込むように
彼らはけっして強い力を持ち合わせているわけじゃない。
だから、決まりきった幸せなんて、僕らには押し付けない。
ただこの場所が居心地がいいのならば、
「ここにいていいよ」
そういってくれる。
ぼくらが何かを望むなら
彼らはそっとそばによりそい
なにをしてくれるわけではないけれど
でもそばにいてくれて
だからここには
自由があって
温度があって
畏怖があって
そして、
音楽がある
ミルクがどこへ向かうか僕は知らないけれど、
この先も、僕らをやさしく導き迎え入れてくれることを僕はしっている。
そう。光へ向かうあなたのための休息地。
by photographer アサイハルカ